京都・渋谷 — Airbnb一極からの組み替え方針
Airbnbは民泊の代名詞として定着しました。同時に、その定着は別の側面を生んでいます。京都の中心部はとりわけ密度が高く、競争はレッドオーシャン化が進んでいます。
京都市の方向性も明確に「量から質へ」転換しつつあります。2026年2月から定期報告義務違反者への業務停止・廃止命令が厳格適用され、2026年度中には総量規制(件数上限)と立地規制の導入が予定されています。供給側の構造変化は、規制という外部要因でも進みます。
もうひとつ重要な点があります。Airbnbには、運営側が能動的に打てる販促の手段がほとんど用意されていません。料金とリスティング文言以外、競合より一歩前に出るための"スイッチ"が乏しい設計です。良くも悪くも均質化されたプラットフォームで、意図的にそう作られているようにも見えます。
京都・渋谷ともに、Booking.com を OTA戦略の主軸に置きます。Airbnbは引き続き重要なチャネルとして維持しますが、唯一の柱にはしません。一休.com とアジア特化OTA(Klook / KKday 等)は第二軸として、客層に合わせて並走させます。
Booking.com の手数料率を15%→20%に引き上げ、国別10%割引と合わせて運用したところ、4月中旬以降に4件を獲得しました。うち1件は約12万円、別の1件は約7万円と単価帯は高めです。Airbnbより手残り単価は2万円/泊ほど低いものの、依存度を下げる構造投資として継続します。渋谷も同テーマで並行しています。